別れたふりをして水面下で不倫関係が続く二人。
いったん終わっても不倫関係が再発してしまう二人。
浮気や不倫が発覚した後、「今度は違う女性か?」と思いきや、フタを開けてみれば「やっぱりあの女か!」というケースは非常に多いものです。
顔や素性、家族構成、果ては勤務先まで妻に把握されているにもかかわらず、なぜ彼らはリスクを冒してまで同じ相手と不倫を繰り返すのでしょうか。
あんな女のどこがいいのか、そんなに一緒になりたいほど本気なのかと妻の心はネガティブな不安で渦巻いてしまいますよね。
今回は、なぜ夫が同じ相手と不倫を繰り返してしまうのか、その「歪んだ深層心理」と、手放せない記憶のカラクリをロジカルに解説します。
そして最後に、この最悪な不倫ループを終わらせるための「正しい対処法」をお伝えします。
夫の脳内解剖:「愛」ではなく、ただの「欲求のパズル」

妻からすれば「そんなに愛し合っているの?」と感じてしまうかもしれませんが、その答えは「NO」です。
愛の言葉をどれだけ交わしていようが、それは関係を維持するための言葉に過ぎません。
夫自身でさえ、自分がなぜ同じ女と関係を続けてしまうのか、その根本原因を自覚していないことがほとんどです。
夫が同じ相手と不倫を繰り返す本当の理由は、愛ではなく「自分の空いた心の隙間(欲求)を、手っ取り早く埋めてくれる都合の良いパーツ」だからです。
- 快楽欲求(体の癒やし、性的な不満の解消)
- 繋がり欲求(寂しさを埋めてくれる存在)
- 自由欲求(日常の責任から逃れられる時間)
- 承認欲求(男としてのプライドを満たしてくれる存在)
家庭や仕事でストレスを抱え、心がぽっかり空いていた夫。
そこに、自分を受け入れ、繋がっていたがり、認めてくれる女(不倫相手)が現れた。
お互いが自分の欲求を満たすために相手を利用し合い、認め合っているだけの状態を、二人は「好き」「愛している」と言い合い錯覚しているだけなのです。
カウンセリングで暴かれた「不倫夫」と「不倫女」の生々しい本音
私が過去27年間にわたり、探偵調査員とカウンセラーの両面から多くの方をサポートする中で、不倫した当事者たちから何度も耳にしてきた本音です。
💬 40代不倫夫の本音

相手が自分の理想のタイプだったかというと、正直そうでもなかった。まあ、何となくいいかな、という感じ。
彼女とは何か波長が合ったし、何でもできたんです。
不倫の始まりは何となく成り行きで、都合よく会ってくれるから会っていただけ。
彼女もそれでいい感じだったし。
💬 既婚男性と不倫していた50代女性の本音



この年齢になると、自分が誰かを好きになるっていうより、自分のことを好きになってくれる人と付き合うほうが居心地がいいんですよね。
不倫相手の素性を知った妻が、「うちの夫が絶対に選ばないような、地味でレベルの低い女性でした」と驚くケースが多いことも付け加えておきます。
彼らは「相手の女性(男性)が素晴らしいから」選んでいるのではありません。
「自分がいつまでも男(女)でいられる相手」「自分を承認してくれる相手」を消去法で選んでいるに過ぎないのです。
「妻でなければ結婚しなかった」不倫相手との絶対的な差


ここで、妻であるあなたに絶対に忘れないでほしい事実があります。
カウンセリングの現場では、40〜50代の不倫問題が圧倒的に多いですが、60代のケースも少なくありません。
いい歳をして無責任な不倫恋愛に浸っている彼らは、そもそも相手に高い理想を言える立場ではないのです。
しかし、不倫相手は「理想の人」でなくても構いません。
なぜなら、結婚や真面目な恋愛とは根本的に目的が違うからです。
不倫はたまたまの成り行きや、その場の勢いで「審査なし」で始まります。
不倫を続けるのに、相手の生い立ち。職業や年収。相手はどんな親か家柄かなどで判断することはあまりないはずです。
好奇心や感情や欲求でお付き合いが始まるのはたとえ同じでも、不倫はずっとそのままでいいのです。
だからこそ、夫にとって必ずしも「彼女(その女)」である必要はなかったし、不倫相手にとっても「あなたの夫」でなくてもよかった。
でも、結婚はあなた(妻)だからしたのです。
奥様でなければダメだったのです。
結婚に至るまでには、人間性や信頼、将来性など、様々な厳しい判断(審査)があったはずです。
非常にオープンな関係です。
しかし、不倫は隠し通す秘密の関係です。
背徳感で関係を盛り上がらせるとも言えます。
- 「妻でなければ結婚はしなかった」
- 「不倫相手は、あの女でなくても続けられた(誰でもよかった)」
この二つの間には、雲泥の差(絶対的な格の違い)があることを知ってください。
危険な依存:「問題のある相手」でも別れない心理


不倫に依存する人間は、相手がどれだけリスクや問題のある人物だと知っていても、なぜか別れようとしません。
📋 相談者の妻たちが知った不倫者の実態
- 「夫には他にも2人浮気相手がいました。同じ病院の看護師です。」
- 「マッチングアプリで、夫は今の不倫相手以外の女性にもアプローチを続けています。
どうも近々に会うようです。」 - 「不倫相手の女には彼氏がいます。上手くいっていないようですが。」
- 「不倫相手は婚約者がいるみたいです。
(ラインで)うちの夫とその話題に触れることがあります。
結婚したらダブル不倫になりますが続けるんでしょうね。
ほんと彼女の婚約者が気の毒で仕方ありません。」 - 「彼女は不倫を繰り返してきた性悪女のようです。
前も同じ会社の上司と付き合っていたそうですが、別れるときかなりもめたようです。
うちの旦那が言ってました。
なのに今は旦那がこの女の不倫相手!ほんと呆れます。
最近かまをかけて彼女の事を聞いたんですが、何もしゃべりません。」
もし結婚前の交際(彼女)時代に、相手がこんな人間だと認識していたら、絶対に結婚などしなかったはずです。
しかし不倫脳に陥った二人は、相手のネガティブな素性を知っていながらも付き合い続けます。
特にW不倫の場合、その歪んだ安心感はさらに強固になります。
💬 W不倫する夫の本音



彼女にも旦那がいて、うちと同じ歳の子どもがいることは知っています。
だからこそ、お互いに家庭を維持するという同じ立場を理解しあえるし、相手に無理な要求をせずに関係を続けられる『安心感』があるんです。
相手が独身で本気になられ離婚を迫られても困りますし、、、。
知人が昔、それでもめたことがあって奥さんにばらされてさんざんだったようですから。
このようなダブル不倫を含め、別れたからといって、すぐに次の都合の良い相手ができるわけではありません。
だからこそ、意志の弱い不倫者は「手っ取り早く自分の無価値感や寂しさ(性的欲求・快楽欲求)を満たしてくれる、目の前の同じ相手」に執着し、「あなたしかいない」「離れたくない」ととち狂ったように水面下に潜るのです。
それに、たまにしか会わず、生活の責任を負わないからこそ「良いところ」しか見えない。
その手放せない快楽の記憶によって、妻にバレても別れられない「依存体質」が完成してしまいます。
5年、10年続く不倫は「本気」ではなく「長い遊び」
「でも、うちの夫は彼女と5年、10年も続いています。やっぱり本気なのでは?」と言われる相談者様もいます。
しかし、不倫期間の長さは、本気度のものさしではありません。
同じ相手との不倫が長ければ長いほど、実は「離婚して一緒になりたい関係」からは程遠くなります。
私がこれまで見てきた多くの事例において、不倫者たちが本気で一緒になりたければ、付き合って1年〜2年の間に必ず激しく離婚を迫るなどの具体的な兆候が出てきます。
なのに、妻に発覚するまで何事もなくズルズルと続いていた。
ということは、二人の関係は本気の愛(離婚して一緒になることがゴール)などではなく、「責任のない、長いお遊び(色恋沙汰)」だったという決定的な証拠なのです。
長い年月の間には山あり谷あり、途中で途切れることもあったでしょう。
それでも同じ相手に何度も戻ってしまうのは、単に「お互いにとって都合の良い手軽な避難所」だからです。
ただし、5年10年と同じ不倫相手と続けさせてしまった背景には、「その期間、夫婦関係はどうだったのか」「妻はなぜ長年気づかなかったのか(あるいは気づいていてもなぜ続いてしまったのか)」という、相談者様自身にも向き合っていただきたい課題が存在するのも事実です。
同じ相手と繰り返す不倫のループを断ち切るためには
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「夫は離婚したいわけではない」、「不倫相手と結婚したいわけではない」とわかっても、バレては水面下に潜るのを何度も繰り返されたら、妻の心はすり減ってしまいますよね。
不倫を終わらせるための最後の決定打は本人の自覚ですが、「妻にできる対処法」は確実に残されています。
一度目の不倫は防げなかったとしても、一度目、二度目の発覚のあと、皆様はどう対処してきたでしょうか。
同じ相手との不倫のループを今度こそ終わらせるために、妻が取るべき「3つの鉄則」をお伝えします。
1. 「口頭の約束」をさすがにもう信用しないで!
「もう会わない」「今度こそ終わりにする」「LINEも消した」という夫の言葉をそのまま信じ、不倫の件について幕を閉じて、普通の生活(ご飯を作る、笑顔で接する)に戻してしまうのは間違った対処法です。
夫の言葉だけで判断するのはやめましょう。
判断するのは夫の態度です。バレた後の夫の行動です。
口約束で妻を信じさせようとする不倫夫はその程度では別れません。
「素直に謝り、反省の態度を出しておけば何とかなる。気をつけてバレないようにしなきゃ」と思っているのが関の山です。
それと妻の優しさ、寛容さはもう必要ありません。
2. 夫ととことん話し合った後、不倫相手に行動を起こす
夫が同じ相手と不倫を繰り返すのは、やはり夫にしか対処していないことも一因です。
一度目の不倫の発覚のとき、相手とは別れるという何らかの口約束があったなら、その口約束の後、不倫の共同不法行為の片棒である女への行動は必須というのが長年多くの不倫解決に携わってきた私の見解です。
不倫相手にまだ何も行動していない方なら、「まだ彼女と不倫は続いている」という事実をとらえたうえで、不倫の水面下(再発)を舞台にあげて、とことん夫と話し合うことが必要です。
そのときもきっと、もう終わりにする。ちゃんと別れる。夫婦をやり直す。などと言うでしょう。
(今回のケースは、離婚を迫りながら同じ相手と不倫を続けている夫。妻とはやっていけない、夫婦再構築など考えていない、ただの同居家族でいいと開き直って不倫を続けている夫ではありません)
妻からの誓約書書面を不倫相手に送付することも考えられます。
慰藉料請求は留保するケースが多いのですが、理由は金銭が欲しいわけでなく、不倫関係の解消が目的だからです。
それと無駄な時間を女のために浪費しないためです。
夫が不倫関係を解消すると妻に言い切っていることを伝え、不倫を継続、再発させないことを不倫相手にも認識させる意味があります(夫は不倫相手にきちんと言っていないケースは意外と多い)。
もちろん、弁護士を立てて不倫相手への慰謝料請求・接触禁止の誓約書の送付もありです。
自分で実践するにしろ、弁護士を立てるにしろ、不倫相手に行動したから解決するという絶対的な確証はありませんが、この行動をとっておくことは、不倫の水面下、再発に対して一定のけん制効果があります。
ただし、この行動の裏には、次の3項目目でお伝えする妻の意識が必要であり、次の項目がクリアーできている妻だからこそ、不倫相手への行動の効果が発揮され、不倫解決に近づくことになります。
3. 家庭(夫婦)への「逃げ道」をピシャリと塞ぐ
状況を再度認識してください。
家庭を壊すつもりはなく(離婚など考えてなくて)、同じ不倫相手とまだ続いていたなか、二度目三度目の発覚です。
夫が何食わぬ顔で過ごせる家庭の居心地の良さをストップすることも一案です。
あなたが怒りの感情をどんなにぶっつけても、やめて、別れてと叫んでも、諦めて泣き寝入りしても、この手の不倫夫はやめません。
こんな夫と一緒にいられますか?
こんな夫のままで、夫婦としてやっていけますか?
もう一人の大人のあなたが、この状態に陥って困り果てている不安なあなたを外側から俯瞰して見たらどう感じますか?
被害者の殻に閉じこもって耐え続けて!なんて言いますか?
彼女(同じ相手)と別れない、別れられない状態の夫で、「俺は変わらない」という人間なら、もう見捨てるしかないはずです。
そう、これまで繰り返し言ってきましたが、最後は不倫者の自覚と不動の決意が必要なのです。
それを促すのが妻の行動です。
夫は妻に追い出されても行くところがないでしょう(あっても一時的な避難場所)。
夫は妻に見捨てられても本気で拾ってくれる人はいないでしょう。
このような不倫関係を続けられている相手は、そういう相手ではないのです。
もし、彼女はそういう相手と言うなら、俺には行くところがあると言うなら、いったん見捨てるべきです。
夫が同じ相手と不倫を繰り返すのは、その女が特別だからでも、真実の愛だからでもありません。
ただの「現実逃避の依存ループ」に陥っているだけです。
はっきりとした原因と夫の歪んだ心理構造がわかれば、正しい対処法によってその関係を終わらせることは可能です。
あなたの個別のケースに寄り添い、二度と繰り返させないための具体的な解決ロードマップを作成します。







