
「私が一番ではなくなった」という絶望
「おまえ(妻)が俺を相手にしなかった」
「あなた(妻)に相談しても向き合ってくれなかった」
「あなた(妻)に愛を感じられなくなった」
不倫が発覚しただけでも地獄なのに、追い打ちをかけるように「お前が向き合ってくれなかったから」「愛を感じなくなった」と、まるで妻が悪いかのように責められる日々。
さらに「おまえはもう一番ではない」とまで言われてしまった。
そんな衝撃的な経験をし、情緒不安定に陥っている妻は少なくありません。
子供たちは状況を察して気を使い始めているのに夫の態度は悪いまま。
妻は夫の酷い振舞いに耐えかね、夫を追い出し(出て行ってもらい)別居に至る。
今、この記事を読んでいるあなたは、そんな夫の心無い言葉と身勝手な振る舞いに、心も体もボロボロになっているのではないでしょうか。
しかし別居しても平然と家に帰ってくる夫。
その不可解な行動の裏に隠された「ずるい本音」を27年間の相談実績から紐解きます。
別居中なのに毎日帰宅して朝食を食べる夫の心理
別居後、夫は週末ごとに不倫相手と密会し泊まり込んでいる。
それなのに、平日の朝は早くから家族のいる家に帰り、当たり前のように朝食を食べる。
子供の送迎もしたり妻の頼み事も引き受ける。
時折、妻をハグし「ごめんね」と口にする夫。
そんな夫に戸惑ってしまう妻。
不倫して別居しているのに、なぜこんなに普通に接してくるの?
この優しさは、やり直したいというサインなの?
客観的に見れば「異常」な状態ですが、実際にこのような事例は意外と多い。
外から見れば、不倫などない普通の家族のように見えてしまう。
しかし実際、これが妻をさらに情緒不安定にさせる原因となります。
「お金はない、お前のせいだ」という身勝手な主張
限界を感じた妻が「離婚」を切り出すと、夫は一変します。
慰謝料や生活費の話が出た途端、「お金はない」「お前のせいでこうなった」と罵倒し始める。
さらに不倫相手への慰謝料請求を口にすれば、激しく逆上する。
しかし、しばらくすると何事もなかったかのように元通りになる。
周囲からは「そのうち戻ってくるから今は我慢しなさい」と言われ、妻自身も「波風を立てなければ関係は悪くない」と、自分を納得させようとしてしまう。
これではいつまで経っても夫の不倫は終わりません。
専門家が分析する夫の本音と妻に持ってほしい「強さ」
27年間にわたり不倫する夫たちを見てきた私から、今のあなたに認識してほしいことがあります。
あまりネガティブに考え過ぎないでください。
- 夫にとっての優先順位:今の夫にとって一緒にいたい一番の相手は不倫相手なだけ。
新鮮で刺激的な恋愛が楽しくてたまらない。
「とにかく今は彼女との関係を優先したい。」と思っている(そう妻に言った夫もいますが)。
不倫相手はどこかに行ってしまう、失ってしまうのではと不安なのです。 - 「妻」という存在価値:あなたは圏外ではありません。夫の中に、あなたへの気持ちや存在価値は残っています。夫にこそ「妻に見放されたくない」という不安があります。
- 夫の身勝手な願望:夫は「俺のことをもっと見てほしい、愛してほしい。でも、不倫のことはうるさく言わないでくれ」という、子供のような甘えの中にいます。
- 不倫相手とダメになっても妻がいる:これまでの妻の様子から、「妻は離婚したくない」、「妻は俺が必要だ」と夫は感じています。
だから最後の最後(なんだかんだ言っても)。妻は許してくれる。こんなふうに思わせているのです。
夫は不倫相手と恋愛していたい一方で、妻からも「戻ってきてほしい」と言われたい、都合のいい、いいとこどり夫そのものです。
もしあなたが夫を追い出し(出て行ってもらい)距離を置くと決めたのなら、中途半端な接触は断つべきです。
今のままの夫を受け入れ続けていては状況は変わりません。
そしてこのように自分に言い聞かせてください。
〇「お前が向き合わなかったからだ!」という言葉は、自分の罪を正当化するための責任転嫁に過ぎません。
夫婦に問題があったとしても、不倫という逃げ道を選んだのは100%夫の責任です。
夫の罪を自分の落ち度として背負い込まない心を持つ強さが必要です。
〇夫に反論したり説得しても今の夫には響きません。
余計な感情をぶつけず、事務的な対応のみに徹し、夫に対して心を閉ざしたままにするという毅然とした沈黙も必要です。
そう、こんな夫に対して「無関心でいる」という防衛戦略です。
〇あなたの友人がまさにこんな状況で、あなたが相談されていたらどう思いますか?何て言う?
「不倫をしながらも家に平気でやって来るなんて、何を考えているんだか、ほんとしょうもない人。
誠実さも思いやりもなくて身勝手だよね。
いつまでもやめないならもういい加減そんな人とは別れてもいいんじゃない」と言えちゃいませんか?
そうやって自分のこと、自分たち夫婦のことを俯瞰して見てください。
優しくされたら揺らいでしまう自分を律し、一貫した信念を貫いてください。
「一時の表面的な優しさに惑わされず、今の夫を受け入れない強さを持ってください。しばらくは、毅然と距離を置くことです。」
夫に「今のままなら来なくていい。協力してくれなくていい」と言ってください。
事務的な要件以外、自分から夫に連絡しないこと。
夫からのライン、メールにも反応しないこと。
子供にも会いたい夫にとって、この状態がいずれしんどくなるのは目に見えています。
夫は自分が家族の一員であり、妻に必要とされることを望んでいるからです。
耐えきれない夫が、「話しがしたいんだけど」、「話を聞いて欲しい」などとその後折れてくるケースはよくあります。
ただ、それは数か月後の場合も、半年~1年後の場合もあります。
でも、これから2年3年も、それ以上に、こんなことをされ続けられるよりずっとましだと思いませんか?
どう動くべきか分からなくなった時は、いつでもお話をお聞かせください。
現場の真実を知る私と共に、本当の解決を探していきましょう。