「夫の不倫相手に直接会いに行ったら、二人はどう動くのだろう?」
妻が意を決して不倫相手を待ち伏せし、直接対峙する。
不倫相手にとって、これほど心臓が飛び出るようなシチュエーションはありません。
しかし、恐ろしいのはここからです。
妻が勇気を振り絞って行動を起こしたその裏で、夫と女は水面下で信じられないようなLINEのやりとりを交わしていました。
妻が不倫相手に会ったのに、家では何食わぬ顔で過ごしている夫。
その不気味な態度の裏で、二人がどんな心理で不倫関係を正当化していたのか。
不倫する男女の心理分析のプロの視点から、その生々しい本音を解剖します。
妻が不倫相手に会った直後、女が夫にLINEした内容とは

ある日曜日、妻は不倫相手の女を待ち伏せし、直接話をしました。
女は最初から夫との関係を認め、「逃げも隠れもしない。ただ、彼と話すまではどうするか言えない」と、どこか冷静な態度を崩しませんでした。
その直後、女から夫へ送られた実際のファーストコンタクトが、以下のLINEです。
【不倫相手の報告】
「嘘をつくのはしたくないから、ちゃんと言うね。今さっき、ひろ(仮名)の奥さんに呼び止められて、20分くらいお話をしてきたよ。
びっくりしたけど、いつかこういう日が来るかもしれないと覚悟してたから、比較的冷静に話せたと思う。
私は自分がやってることに覚悟してたこと、やってることは申し訳ないし、悪いことをしてること、全てその通りなので、「何も言い訳するつもりはない」ことを伝えたよ。
私が(入っていった店舗の)トイレに行こうと思ったところで声をかけられたから、多分奥さんも相当待っていたんだと思う。
『申し訳ありません。』とお伝えしたよ。
それに何度もそういう時があったけど、勇気がなかったって奥さん言ってた。
そうですよね。私が逆の立場だったらそう思いますっていうお話もしたよ。
とりあえず、「中途半端な気持ちでいたわけではないので、自分の気持ちを整理した上でお話しさせてもらいたい」と言いました。
この後のステップはどうしますか?と質問されたので、
「私は逃げも隠れもするつもりはないので、それを含めて奥さんの旦那さんと話しますとお伝えしたよ。」
不倫相手の心理 | 健気な「聖女」の仮面をかぶった保身トリック
この女の報告を一見すると、「自分の罪を認め、逃げ隠れしない誠実な大人の女性」に見えるかもしれません。
しかし、これは極めて計算高い「先手必勝の保身」です。
1. 先手を打って主導権を握る
妻から夫に連絡が行く前に、自分から先に「事実」を告げることで、「私はあなたに嘘をつかない、一番の味方だよ」という信頼感を植え付けています。
2. 妻を「執念深くて怖い存在」に変える
「トイレに行こうとしたところで」、「相当待っていたんだと思う」という描写をわざわざ入れることで、夫の心に「妻は探偵を使うだけでなく、待ち伏せまでする恐ろしい存在だ」という恐怖を植え付け、自分を「被害者(冷静に話を聞いた大人の女性」のポジションに置いています。
3. 「覚悟」という名の猛烈なプレッシャー
「中途半端な気持ちではない」「逃げも隠れもしない」と何度も強調するのは、妻への誠意ではなく、夫に対して「私はすべてを失う覚悟であなたと付き合っているんだから、あなたも男として私を裏切らず、ちゃんと守りなさいよ」というプレッシャーを夫に与えています。
不倫相手と夫の「恋愛ごっこ」のLINE
さらに翌日以降も二人のLINEは続きます。
ここからは、夫を妻から引き離し、自分に依存させるための女のマインドコントロールがピークに達します。

二人の絆を確かめ合う夫と不倫相手

ひろさんは私の大切な人だから、一旦ひろさんと話をさせてほしいと言い続けた。
私は大丈夫、ひろさんが心配。
逃げ場がなくなったら私が逃げ場になるよって前に言ったでしょ?
ひろさんが弱くなる時に私は強くなれるから。
奥さんは辛いと思うよ。
だから私に会いに行ったことについて怒ったり責めたりしないでね。
約束だよ。



あなたが申し訳ないと思うことは全くないよ。
本当に申し訳ない、辛い思いをさせて。
以前探偵に調査依頼して、あなたのことを調べたようで、今後どうするの?って妻に聞かれたんだ。
今の家庭をどうするかを先送りにした俺って優柔不断だと思うよ。



私は大丈夫だから、真さんが苦しまない道を選んでね。
言ったでしょ?
形はいいって。気持ちは裏切らないと私は信じてるから。
大丈夫。
ひろさんのそばにいると決意した時点で私も悪いから責任がある。
でもそれも覚悟の上。
ひろさんの弱いところ、たくさん見てきた。
そこがひろさんの優しいところ。
私が力になれたらそれでいいっていつも思ってきたよ。



何1つ悪いことしてないあなたに嫌な思い、辛い思いをさせて本当に申し訳なく思っているよ。
あなたにコンタクトする日が来るかもしれないとは少しは思っていたけど僕の気持ちは変わってない。
あなたのことが1番大切。
ありがとう。俺は大丈夫。
なぜ不倫夫は妻に何も言わず、家庭で「普通」を装えるのか
妻が不倫相手に会ったその日、夫はいつもと変わらない態度で普通に食事をしてテレビを見ていました。
その翌日も仕事の後にスタバで女と2時間ほど密会していたようですが、帰宅後は何事もなかったかのように普通です。
なぜ、これほどの爆弾を抱えながら、夫は家で「普通」でいられるのでしょうか?
夫が家庭で心をシャットアウトできる理由
夫の頭の中は今、完全に「お花畑(現実逃避の世界)」にあります。
女の「奥さんを責めないでね」という言葉によって、夫の目には女が「自分を巻き込んで申し訳ないと泣いている、心が広くて優しい聖女」に映っています。
さらに、女が放った「形はいいって(離婚という形にはこだわらなくていいよ)、気持ちは裏切らないと信じてるから」という言葉。
これは、優柔不断で保身の塊である夫にとって、最高に都合の良い「逃げ道」です。
離婚するリスクは負いたくない。
でも女との居心地の良い関係も手放したくない。
その夫の「卑怯な先送り」を、女が「それでいいよ、心だけ私にあれば」と包み込んでくれたのです。
さらに女は「今ままでひろさんの弱いところを見てきた」「そこが優しいところ」と、夫の優柔不断さを全肯定して承認欲求を満たしています。
結果として夫は、「俺の味方は彼女だけだ。家では妻に何を言われても、徹底的に心を閉ざしてスルーしよう」と腹を括っています。
だからこそ、家の中で平然とご飯を食べられるのです。
別人になったのではなく、ただの「究極の保身の塊」に退化している状態です。
埋められていく夫の「外堀」と不倫脳


二人のLINEはさらに「現実の結託」と、おぞましいほどの「恋愛ごっこ」へと進みます。



どんな結果になるにしても、私は決断を1人で決めずに、ひろさんと一緒に決めようと思ってる。
遅かれ早かれ直面する問題だったし、避けては通れないことだと覚悟してたから。
本当にいろんなことがあるね。
でも不思議と苦しくて逃げたいと全く思わないよ。
これからどう一緒に乗り越えようかな。
ひろさんが少しでも苦しまないように、私に何かできるならそれが私の本望。
大切に思ってなければこんな風に思えないよ。
私はひろさんのパートナーになれて本当に良かった。
また生まれ変わっても同じ苦労をしてでも、ひろさんにまた出会いたいよ。



同じ気持ちです。
昨日も今日も状況は何も変わってないよ。
お互い仕事に集中して頑張ろうね。
過去形?
あなたの気持ちはわかってる。
ありがとう。
僕にとってもあなたは大切な人。
女の「1人で決めずに、ひろさんと一緒に決めよう」という言葉。
これは、優柔不断で現実逃避しがちな夫に対して、「私の人生を巻き込んだんだから、あなただけ家庭に戻って逃げることは許さない。一緒に泥をかぶってもらうからね」という、夫の逃げ道を塞ぐための宣告です。
そして、女の「生まれ変わってもまた出会いたい」という狂気的なポエムに対し、夫は「過去形?」と女に見捨てられることを焦り、「僕にとってもあなたは大切な人」と愛を誓い合っています。
夫の「状況は何も変わってないよ」という言葉通り、二人は妻を「二人の恋愛を邪魔する障害」と見立てて、水面下で強固に結託してしまっているのです。
妻の葛藤 | 不倫相手にさらなる行動か、静観か
不倫相手に会ってから1週間以上が経ちました。
夫は何事もないような毎日を過ごしています。
離婚を持ち出してみるか、女に内容証明を送ってみるか。
色々考えてはみたものの、どれも今の自分にはピンとこない。
GWには子どもが帰ってくることもあり、夫は家族としての予定を何事もなかったかのようにこなすつもりでしょう。もちろん、その合間に女との時間をなんとか作る計算もしているはず。
その姿を見ているうちに、「正直、もうどうでもいい気がしてきた。人の気持ちは変えられない。夫もしかり、女もしかり。離婚しないつもりで、堂々としていようか」という諦めに似た境地に達することもあります。
しかしその一方で、「夫が自発的にこの関係を終わらせてくれたら……」と願ってやまない自分もいて、心は毎日、激しく揺れ動きます。
「行動を起こすリスク」と「何もせず静観するリスク」、どちらを選べばいいのか。
夫と不倫相手に対して、これから妻はどうすることが得策か


不倫相手に会うことの是非。
どのタイミングで会うのかは、個々のケースで判断しますが、今回のご相談者の妻の場合、すでに不倫相手に会っています。
本来なら夫との話し合いをしてからとるべき行動ですが、妻がとった行動で、はっきりしたこともありました。
夫は不倫恋愛のまま女との関係を続けることが理想であり、離婚して家庭を壊すことも、別居して妻と離れることまで考えていないこと。
そして不倫相手の夫への恋愛感情は強いことは明白ですが、恋愛のパートナーとしてであり、一緒になるほどの期待はしていない。
ある意味、「彼は離婚できないだろう」と見透かしていると私は思いました。
強がっている不倫相手ですが、『何もかも奥さんにばれていた』ことを知り、激しく動揺し不安を隠せないことは明らかです。
「私たちの関係はこのまま続けられるのか」という不安は大きいでしょう。
つまり、妻が何も行動を起こさなければ、二人は二人の世界だけの恋愛に浸っていたということです。
そのような関係で10年以上も続いていた不倫の二人を多く見てきました。
だから、妻が不倫相手に会ったことは意味があったと私は思います。
これから妻に認識して欲しいことは、
『不倫相手にさらに行動をとることは考えずに「静観」しながら、妻としての絶対的な権利を一切手放さないこと』
『腹を割って夫に自分の思いを伝え、言えなかったこと、言わなかったことを提起する勇気をもつこと』
です。
人の気持ちはすぐに変えられない。だから「これまでの自分の行動」を変えて欲しいのです。
そして「静観」とはただ耐えるのではありません。
今すぐ不倫相手への内容証明など無理に行動を起こす必要はありません。
この状況での不倫相手への行動は、夫のガードが固くなり、女を守る気持ちを強くさせるだけです。
ただし、今の夫の「何事もないような普通」に付き合ってあげる必要も一切ありません。
ここでの正しい静観とは、「私は離婚しない。この家の妻である。あなたたちが水面下でどれだけポエムを紡ごうが、法律上、私のポジションは揺るがない」という静観です
しかし、不倫相手に行動を起こした以上、これまで言わなかったことなど、もっと突っ込んだ話し合いは必要です。
夫婦に起きた問題は妻と夫の問題である以上、回避はできません。
・これまでの結婚生活をなかったことにしても、彼女は失えない人なのか?
・彼女との将来(関係)があなたにとって、100%の幸せなものなのか?
・それを貫くために、私、親、兄弟、子供との関係を断てる覚悟まであるのか?
・これまで私たち夫婦がしなかったこと、十分でなかったことはなにか?
・彼女とできて私とできないことはなにか?
・これから二人でゼロからやり直す気持ちはあるのか?
一部分をあげましたが、不倫問題を抱えた夫婦での話し合いとは、このようなことなのです。
この不倫問題は解決するのか、最終的にどう落ち着くのか


このような「女が結婚を迫らず、夫も離婚する覚悟がない」ケースは、どうなりそうか。
ずるずると不倫恋愛が続いていくパターン
一定の期間は仕方がないにしろ、これは回避したいものです。
離婚もせず、不倫はのらりくらりと続いてしまう。
初めて相談される方のなかで、該当する方が多いことは事実です。
何もしない、静観、様子見だけでは、ほぼそういう結果になるでしょう。
妻としてもこれ以上の勇気も出ない、覚悟も決められないのが本音かもしれません。
でも、今回のようなケース。妻バレしただけでなく、妻は不倫相手に会ってもいます。
この行動をとった以上、最後までやり切る意識は必要なのです。
核心を突いた話し合いをしても、夫がだんまりを決め込み、「どうしたいかわからない」という反応も多いでしょう。
それで話し合いが止まってしまい、結論など出ないと感じてしまう。
結局、前に進めずこのまま不倫が続くケースになってしまうのです。
不倫夫の「どうしていいかわからない」は想定内なのです。
しかし、「彼女が好き」「彼女と一緒になりたい」「あなた(妻)とは離婚したい」などとは言っていません。
であれば、再構築も十分あり得る未来なのです。
不倫が盛り上がるのは、秘密の関係であるからとも言えます。
「妻にばれてなく、隠れてコソコソしているスリル」
「現実の生活」の責任を負わなくていい気楽さ。
しかし、妻にばれてから妻に行動を起こされ、問題沙汰にされている状況です。
苦難が立ちはだかり、より燃えるのでは?ではなく、今までみたいに気楽に安心して恋愛ごっこに浸れなくなる。
不安、プレッシャーを感じ続けることは間違いないのです(このような不倫者でも)。
夫にとって、妻にバレた後の不倫、妻に行動を起こされた後の不倫、妻ととことん夫婦について話し合った後の不倫は、何も起きていない頃の不倫とは違ってきます。
「現実逃避の場所」ではなく「女からの責任(一緒に決めようというプレッシャー)を迫られるだけの重い場所」に変わります。
遅かれ早かれ、以前ほどの熱はなくなっていくでしょう。
不倫相手の夫へのメッセージなど、ノイズと思ってください。
ネガティブな出来事を恋愛ごっこのスパイスにして、もう一人の自分になり切っているおめでたい愛に飢えている女です。
夫も影響を受けていますが、、、、。
もし「もうこの男、私の人生にいらないわ」と、心の底からどうでもよくなるときがきたら、条件(慰謝料・財産分与)を揃えて放り出すことを決めればいいのです。
でも、そうじゃない方は多いはずです。
いつまでもはっきりしない夫なら、それが今の夫なのです。
つまり恋愛をしていたいだけの夫です。
その現実の夫に対して、自分はどう選択するか、決めることです。
その選択の中に、「恋愛を黙認してあげる」は当然ありませんよね。
しかし、攻撃ではないカタチで「もう一度、不倫相手と対峙する」という選択肢はあります。
さらにあげるなら、「まだ夫と理解し合えていない。通じ合えていない。まだ何が足りないのか、もう少し時間が必要かもしれない。」と気づき、そこに向き合うという選択肢も忘れないでください。







